多汗症はただ汗が出るだけの症状だと思っている人もいるようですが、
時には手術が必要な場合もあります。
手術を受けることで多汗症の症状を抑えることが可能です。
なぜ多汗症の症状が出るかを知ることが、
多汗症の手術を理解するために必要です。
多汗症の症状が起きるのは、
様々な要因が関わっています。
エクリン線、アポクリン線という2つの汗腺のうち、
エクリン線から分泌される汗が必要以上に分泌してしまう病気、
体質の事を言います。
脇の下や手のひら、
背中など特定の部位から発汗する局所多汗症や、
全身から汗が噴き出す全身多汗症があります。
一般的に多汗症というと、局所多汗症といいます。
局所多汗症にはどんな治療法があるでしょうか。
多汗症を治すためには、
手術を受けることを連想する人は大勢いるようです。
しかし実際は多汗症を治療する場合、
可能な限り手術はしないで、
できうる手段を取ることが多いといいます。
多汗症は、ストレスとも深い関係にあります。
ストレスを蓄積しないように心がけるという心身療法という治療法も行われています。
特定の食べ物を食べた時に汗をかくという人は、
食事内容の改善も治療のひとつになります。
ホルモンの過剰分泌によって多汗症の症状が出ているという時は、
ホルモン治療をすることになります。
それぞれの原因に応じた治療をしても多汗症がよくならない時は、
手術をすることになります。
多汗症の手術方法は幾つかありますが、
よく知られているものにレーザー手術があります。
多汗症の手術にレーザーを用いる場合は、
レーザーを汗腺に照射することで汗をつくる組織を壊します。
施術時間が短く、
日帰りで受けられる手術なので、
非常にお手軽だといいます。
多汗症の手術といってもメスを使わない為、
傷跡が残らないのも大きなメリットです。
入院するような時間的な余裕はないけれど手術は受けたいという人や、
人に見られずに手術を済ませてしまいたい人に向いています。
多汗症のレーザー手術は、
時間に余裕がないという人でも受けられるものです。
手術というと身がまえる人もいるかもしれませんが、
レーザーを使う手術なら安心です。
時間や手間がかからず、
低リスクで手術が受けられるのも長所であるといえます。
これまでは、レーザーを使った多汗症の手術では、
皮膚をゴムではじいたような傷みがあるのが一般的でした。
最近はレーザーを照射する時に痛みを感じないように、
麻酔を使う事もできまるので、
無痛で治療を受ける事ができます。
美容クリニックなどでも多汗症の手術をレーザーで受けることができますが、
その場合、
保険が使えないこともありますので気をつける必要があります。
美容クリニックでも、
多汗症の手術に保険が適用される場合と適用されない場合とがありますので、
あらかじめ調べておいて、どうすべきか決めましょう。
多汗症の手術には他に、
吸引法と呼ばれる手術方法があります。
大量の発汗の原因となる汗腺を除去するのが、
多汗症の吸引法手術です。
吸引は脇の下に穴を開けて行います。
アポクリン汗腺やエクリン汗腺など、
汗を分泌する器官を丸ごと吸引することで汗をかかないようにするのです。
イメージとしてはエステで行われる脂肪吸引などとほとんど同じ感じです。
メスを入れて手術をすることになりますが、
多汗症を吸引法で手術した場合でも、
手術の痕跡は注意して見ないとわからない程度になります。
多汗症を吸引法で施術する場合、
穴を開けた部分に管を入れ、
汗腺を吸いとって除去します。
吸引法の手術では汗腺を見ながら取り除くわけではないので、
患部に汗腺が残ってしまうことがあります。
完全に汗腺を取り除けるとは思わない方がいいでしょう。
安全性が高く、
多汗症の治療効果の高い吸引法手術を受けるには、
施術機関の技術力が大事です。
実績と技術を持つところを選ぶようにしてください。
吸引法のほかには、
切開法という多汗症の手術もあります。
ワキの下を5センチほど切開して、
医師が汗腺を確認しながら取り除くものです。
手術が終わってからしばらくはわきの状態を固定しなければならなかったり、
皮膚がダメージを受けたり、
血腫ができたりします。
多汗症の手術には、
レーザー手術、吸引法、切開法と様々なものがありますので、
どの方法が自分にとって最もいいか、
しっかり検討する必要があります。